縦に積む夢

室内に自転車を置く、というのはこれまでもやってましたけど、(さすがに雨風に晒そうと思いませんし)1台ならバイクスタンドかローラー台に固定すればいいのはわかるとして、果たして2台になったらどうしましょうと思っていたところに、MINOURAさんからナイスソリューションが出てましたので導入。

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ほんとのところを言うと、昔読んだBICYCLE PLUS誌の室内置き特集でこれが紹介されてたので、いつかは導入しようと思ってたんですけどね。しかしもう一台(GIANTのLIVシリーズの一番小さいやつ)とスローピングの角度がまったく違うのに、ちゃんと水平になるようにバランス調節できるのは優れもの。

ただし、上下の突っ張りの先のゴムが黒いので、色移りが気になる場合は何か挟んだほうがよさそうです。

やっぱり立ちゴケる

寒くなってからめっきり乗らなくなってしまい…久々に乗りましたね1/24に。二子玉往復25km。

距離的にはそんなに抵抗はないんだけど、ルートをどう検索しても「環七と246使ってください」しか出ない。裏道はいろいろあるんだろうけど世田谷の裏道は(入り組みすぎて)怖いので素直に従ってみたが…246は怖いな確かに! なんだこの道路事情!

で、なにしろ久しぶりなので、SPDの付け外しは先読みしながら慎重にやってたんだけど、ストップ&ゴーな場面が多すぎて心理的に疲れる。ここで既に両面SPDがちょっといやになる。

続いて次の日1/25、近所のちょっとした坂を戯れに登ってみたところ、見事に坂の途中で失速。(やべ、外さなきゃ…あ! ここ坂だから両足力入ってて外せぬ!)と走馬灯のように考えているうちに停止状態から立ちゴケ。これは屈辱的。

ということで、素直に片面SPD化することにしました。街の中しか乗らない日はフラットの面使うよもう…

ブツは非SHIMANOでいたいがためにBBBのデュアルライドを選択してAmazonでポチリ。ググると他メーカーのも出てくるけど、今出てるSPD互換の片面て少ないのね…

あ! Amazonのリンク貼ろうと思ったら欠品でリストに出てこない! そしてメーカー公式サイトでは「生産終了」の文字が! てことは俺最後の一品買ったのか。

 

さっそく立ちゴケる

SPDで初の路上に繰り出してみる。いちおう室内ローラーで着脱の練習はしたつもりでしたが…

見事に立ちゴケましたね。二度。

トークリップのときは一度腰を浮かせてから足を抜く方法に落ち着いてたんですが、このクセが残ってるのが悪かった。SPDに限らずビンディングの多くは足を捻って外すんですが、腰を浮かせると足が捻れないんですね。はい、腰は浮かせない。

さらに、完全停止してしまうとこれも足が捻れなくなるんですね。はい、完全停止前に捻る。

そして足を外せるのは下死点なので、停止前の予備動作として、減速しつつ外す方の足を下死点にしておいて、捻って外して、ハイ停止、という流れになる、と。

停止して、自転車から両足外すときも立ちゴケ易い瞬間ですね。左を先に外し、右を外そうと意識して右加重になってるせいだろう。左足を接地しつつ右を外すのにも慣れておかないとな。

以上をyoutubeによくうpられている映像で確認した後、練習を継続してみる所存。

さよならトークリップ

常日頃固定感という点ではビンディングに引けを取らざるを得ないトークリップを使っておりますが、TIMEやSPD-SLなソールがガチガチいうサイバーなシューズではないにしても、ビンディングを試してみたい欲が浮上しておりました。

ショップ巡りをしておりましたところ、米国はCHROME社より普段使いできるSPDシューズがラインナップされているてんで、


Cyclist Shoes | City SPD Shoes | City SPD Footwear | Chrome Industries

SPDペダルの導入を決意ったのです。もちろんこのシューズ買っただけでは不足なので、ペダルも交換する訳ですが、SPDSHIMANOの規格。これまでカンパ装着で頑張ってきた手前、ここは恨みはないけどSHIMANOでないSPDペダルがあれば採用していきたい、けどあるのかな…あった。

ディズナ クロス 48 ペダル ブラック

ディズナ クロス 48 ペダル ブラック

 

シューズはサイクルアパレルをスゴく頑張って頂いているアートスポーツANNEXで試着して購入、SPDクリートは別途購入(これはSHIMANO純正w)、そしてこのペダルのAmzn殿からの到着を待って本日組み上げ。

マニュアルどおりクリートのネジにも軽くグリス塗って装着、ペダルのネジ山にもグリス塗って組み付け、つま先からガチャンと装着。軽く室内ローラーで試してみる。トークリップとは装着・脱着の動作が異なるので予備動作をしばらくは体に覚え込ませる必要はありそう。

しかしトークリップ・ダブルストラップと比較するとシンプルな足回りになった。これはこれでよし。

ロードバイク普及とライフスタイルの話とライディングポジションの反省

しばらく暑さを理由に乗ってませんでしたので、涼しくなった今こそと思い立ち浅草往復30kmでリハビリ。まずは靖国通りから外堀通りをズンズン進んで市ヶ谷くるりの行列を横目に水道橋から順天堂までの坂をひーこら登って秋葉原から4号へ、というルートで上野へ移動。関係ないですがくるりそんな美味いか…?

途中、何名様かのロードバイクに追いつかれたり追い抜かれたりするのですが、うーん、ガチで走る格好の人にも信号無視が多いなあ。歩行者信号をうまく使って、とかじゃなくて、視認OKだとはっきり無視して直進しちゃうケース。

んな肩肘張らずに、自転車は人一人通れる幅があれば高速に移動できる、という利点を活かして二段階右折なんぞ知らん! スイスイ都会の喧噪を駆け抜けるぜ! というライフスタイルとしての楽しみ方をしたいなら、わざわざヘルメット被ってアイウェア決めてレプリカのサイクルジャージでビブショーツまで穿く必要ないんじゃないかと思うんですよね。ストリートスタイルが嫌いな訳ではないしCinelli だってそっち路線だしそれが魅力なのもわかるんですけど、ゆくゆくは自転車に対する法的規制が強くなっていく世の中になりますよ? とガラにもなく都内自転車事情に思いを馳せるのでした。

一方、己のライディングフォームですが、30kmで尻の痛みはやっぱり発生。前日に見たBSのチャリダー(愛すべきスポーツバイク番組)では、「走行時、腕と尻と足の3点で重量を分散している。このとき、ギアが軽すぎると尻に余計な負荷がかかり、結果として痛くなる」という解説がなされてたんですけど、その通りになりました。前回の三浦半島のときに、普段から重すぎることを指摘されたんだけど、平地主体のコースで軽くしすぎるのも尻に負担だなと気づいた次第。自重を軽くするのが先だと思いながらも、えらく重そうな人でもロングライドをキメてるのを知ると、フォームはまだまだ改善の余地ありね。

地元でその筋が好きそうな店を見つけた話II

さて再び盛岡。今回は自転車持ってってません。

市内でロードバイク扱ってそうな店というと名門、佐々宗輪店が思い当たる(よく広告も出してる)んだけど、このご時世、もしかしたら増えてるかもと歩きながらサーチしてみる。すると開運橋のすぐそばにある佐々木自転車商会さん、店の看板が数十年前からロードバイクだったのね。だいぶ昔からあるのに気づいてなかったごめんなさい。

そうなると陳列のラインナップが気になるんで覗いてみると、GIANTやルイガノなどで、そんなにハイエンドなブランドは普段からは置いてない様子。店舗の位置からしてファミリー向けだからしょうがないよね…と納得しかけたところ、ん? 展示とは別にシャキっとしたスチールフレームが治具に固定されてますよ?

赤とピンクのグラデが綺麗な3RENSHOのロードフレームでした。これエンド幅126mmとかかなー。今メンテしてるってことは126mm幅の組み付けもやるぞってことだよなー。とじわじわ楽しくなってました。

この直前、白龍じゃじゃをキメた直後に桜山神社前に厳かに停められた深紅のRossinのバイク(ステムはRossinロゴ、ハンドルはCinelli、シートポスト、クランクはCレコ)を見かけて、古都というか田舎には細身のバイクがよく合う! ここは雪が降る前に盛岡の街中を走りたい! などと思った次第なのです。すぐ寒くなるだろうけど。

レジェンドメカニックと出会う

9/27の話でございます。

渋谷にできたカペルミュール(サイクルアパレルね)の店舗を見に行ったら元アートスポーツODBOXのレジェンドメカニック、殿村さんとお話できまして、

「スチールの工房は治具トップチューブのサイズに合わせて組むので一定のロットをまとめて作る必要がある。サイズによって納期がバラつくのも遅いのもそのせい」
「カラミータはカザーティのブランドで出したかったんだけど、カザーティの頑固親父が許してくんなかったんだよね」
「来年は為替相場変わるのでさらにヨーロッパのフレームは値上がりするよ」
「TUFOのチューブラーは空気が抜けないのでメカの扱いが雑なトライアスロン選手に人気」
トライアスロンバイクはシートピラーがエアロ形状なんで、隙間から水とか砂が入る。フレームを逆さにすると水が出てくるくらい」
三陸といえば陸前高田にいい自転車屋があってねー、大会で行くたび飲まされたなー。津波の時は真夜中になるしまフレンドの親父からもしかして、て電話あってね…あの店の親父さん亡くなってしまったんだよね…」
などのエピソードを江戸っ子喋りでいっぱい。

 

「ここも落ち着いたらメンテとか受け付けるから!」ということで割と近くに鉄フレームメカニックの権威が来たぞってことで嬉しいのでした。