ニーヨンロクは怖いよ

さて、尻痛対策に導入せしは天下のパールイズミのインナーパッド、最厚手のロングライド用であります。当たり前すね。面白いことはないです。

でですね、先週52km乗ったのは、11/11のロングライドに備えて、でして。

目標は100km、と(自分には)未体験の値が置かれたこのライド、最初は筑波山往復(登頂込み)という1日では絶対終わらない話だったのが、「小田原で風呂入って輪行で帰るのがいいんでね?」と緩和され、ざっと80kmほどのライドと決定、したのが前日の朝。が、「負荷がない」という理由で東海道をメインとするコースは却下され…

集合は07:00、新宿西口。甲州街道から環七、ニーロンロクをひたすら大和方向に行った後、129号から東海道に出て、城を拝んで名店だるまで昼食、そしてサウナ、と。なるほど。

 

そしてスタート。だいぶ前ですが三浦半島を回った際に、「アウターで重めのギアだと続かないので、インナー軽めの高ケイデンスのほうがいいよ?」とアドバイスされたことを受けて、インナー縛りで二子玉を越えた頃、うん、疲れた。ストップアンドゴーが多い幹線道路を軽すぎたギアでシャカシャカ走るのはそれはそれで腸腰筋ほかが疲れたようで、多摩川渡ってから出現するロング登り(とロング下り)のコンボ、これで足が終わってしまいました。とにかく登れない。足はつかないにしても同行者の皆さんに追いつけない。焦り。ニーヨンロクの設計を恨む。

辻堂あたりからロング凸凹はなくなり、やっと人並みのペースになったものの、少しの登りであっという間にスローダウン。1号に入ってからはゴールだけ決めて自分のペースで行かせていただきました…

そうそう、補給食として羊羹や大福はたまに口にしてたんですが、なんか回復感が得られなく、そのあとコンビニ休憩でからあげクン食べた満足感が最高だったので、「胃に負担かけるようなカロリー摂取よりも素直に塩分」なのだな、と。

 

なお、尻は先週ほどでないもののしっかり腫れました。もうこの地上には私の尻を長時間保護できるインナーはないのかもしれない。サドル探すか…

満身が創痍な話

去る土曜、今年はぜんっぜん乗れてない中で、やっと汗だくでない季節! てことで片道26kmの水元公園往復ライドしてみたんですね。往復52kmですね。

その準備として自転車磨きながらタイヤにエア入れたところ、数分放置ののち、前後ともパーンと爆ぜた、のはいいとして、走行後、なにしろ満身が創痍になりまして。

 まず、停止のたびに自重がかかる掌に痛みが生じ、二の腕に疲労、慣れない前傾で肩と首が痛くなり、尻のサドル接触部は(カブれではなく擦れで)腫れてしまい…までは予想の範囲として、今回はなぜか膝裏、てかふくらはぎ上部と腿裏下部に疲労と痛みがありまして。

どうやらこれ、ハムストリングの付け根で、貧弱ゆえに筋肉痛起こしてるようで。一方、前腿は疲れも痛みもそんなにないので、踏み方は前よりよくなったのかなと。ただ貧弱だっただけか。

普段から乗らないとダメですね! てか、やっぱちゃんと体作って柔軟して正しいフォームでやんないとダメージ残るよ、てとこに、ロードバイクってスポーツなんだなと思った次第。

尻痛対策はまた今度。

シの字が足元にやってきた話

ゴールデンなウィークを控えまして、そろそろ(ああ、爪先痛い…)だの(小指痺れる…)だのといったSPDの足元がしっくりこない問題からの脱却を志しまして、やっと街乗りで使いたくなるフォルムをリリースしてくださったシマノ社の新SPDシューズ、

www.shimano-lifestylegear.com

を某's Roadで試し履き。

これまで頑なにシの字ブランドのギアを取り入れまいと意地になってましたけど、やっぱり日本人のEEEEな足幅にはPatrickやGIROみたいなヨーロピアンなシューズは合いにくく、日本人の足向けに設計されたのを履きましょう、ということなのだと瞬時に悟りまして、速購入した次第。

GW中に30〜40kmほどだけですけど、乗った感覚としては、今までのいくつかのSPDシューズで感じた(重いな…)(アッパー狭いな…)といった不満が最小でした。ややガチ走用のシューズと比べて底面が柔らかいかもしれないけどそこは歩行時の自由度とトレードオフなので気にしないことにします。

ただ、シューレースなRT4よりはベルクロなRT5のほうが着脱のラクさで言ったら上かも。黒一色しかないんで他のカラバリ出てくれればいうことないんだけどな。

 

5/9 追記:ありゃ、GIROからニクいの出たな…

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ブリーディングなる儀式

さて、ジャイアントLivにキッティングされてたTRP Spyreさんですけど、どうにもリアだけストロークの割には効きが弱い、てか制動しない、要はなんか止まりゃしねえ、てのが気になりまくっているので、ちょっと上の「ケーブルのままなんちゃって油圧式にできるよ」ことTRP hy/rdさんをウィゴーさんからポチッとお買い上げてみました。同様の製品では破格に安い。

www.wiggle.jp

そして10日弱で遥々UKから届いた荷物。さっそくパッケージをほどいてみます。日本語マニュアルは案の定なくて、フムフムこれがこうなると油圧でここが出てきて…といじったり六角レンチで開け閉めしてますと、

 

漏れましたね、油が。やっちまいました。

 

こうなると油で充填されているべきところにエアが入ってしまったことで、圧をかけてもエアが圧縮されるだけになり、ブレーキの用をなさなくなるわけです。どうも調べると再度油を充填する儀式をブリーディングと余分ですね。ではさっそくブリーディングキットを入手しないといけない。

TRP(ティーアールピー) HYDRAULIC BLEED KIT BR-TRP-081

TRP(ティーアールピー) HYDRAULIC BLEED KIT BR-TRP-081

 

そして代理店さんのサイトで公開されている日本語マニュアルを横目に作業開始。お、トルクスレンチ要るのか…いろいろ落とし穴あるな…(たまたま別件で買ったのがあったので事なきを得た)

ではマニュアルに従いまして早速オイル注入口と回収口にそれぞれアプリケータを捩じ込んでですね…なぬー! このブリードキットにアプリケータひとつしかついてないじゃねえか!

しばし逡巡した後、注入口にアプリケータを、回収口には紙パック豆乳についてきたストローを差し込んで四苦八苦しながらオイルを並々注ぎこむことに。もうこんくらいでいいかな…となったところで両手を油まみれにしながらなんとか封入。アルコールで油を拭いて、さて、動作が戻るか試しましょうね…

 

戻りませんでした。エア抜き足んなかった模様。

…疲れたのでもうしばらく寝かせてから再挑戦します。

ゴールデン天候に恵まれないウィーク

さあ待ちに待ったゴールデンなウィークですよ! 去年は田沢湖一周程度のライドができたので今年はもっと距離伸ばして田舎の道を気ままに走っていきたい!

と意気込んで盛岡へ移動したのですが、なにしろ天候と予定の都合がことごとくつかず、心残りありまくりとなった次第。

  • 4/30 新宿から輪行して昼過ぎ盛岡着。快晴。が、この日は急遽わんこそばと相成ったので食後に乗れば即リバースが懸念される事態に。
  • 5/1 終日雨。翌日の新聞によると、この日県内で催されたロードレースは寒さと雨で完走者ごくわずかだった模様。無理もない。
  • 5/2 曇天 & 気温8℃。一応自転車を積んで県南にドライブするも、県南ほど濃霧が立ち込めており気温も8℃から変化なし。視界悪すぎるってんでライドはなし。
  • 5/3 快晴 but 朝から用事ありでライドに充てられない日と決まっていたのだった。
  • 5/4 AM中に止むはずの雨は14:00に上がり、すごい勢いで快晴に。急いで街から戻ってやっとライド開始。1:30ほどかけて25kmほど。but 風強し。
  • 5/5 朝から雨。いそいそと輪行で夏日の東京へ。

なんじゃこりゃ、ですね。

しかしそろそろ、以前導入したSPDChromeはオラの足では長距離に不向き、てのがはっきりしてきました。爪先が狭いんでだんだんと中指だけ痺れてくるんです。

やはりここは日本人の幅広の足に合うSPDシューズにせねばなるまい…選択肢はSHIMANOしかないけど背に腹は代えられないと近々試着してみるの予定。

どこ走りゃいいんじゃ問題

(今回はiPhoneから一息に入力するので短いです。)

先日、ようやく暖かいと言える気候になりましたので、感覚を取り戻しがてらアンドうどん店巡りをしがてら近所の方南通りを流してたのですが…おや、前方の停留所に乗降中の路線バスが。そうそう、自転車が路線バスを右から抜いてはいけませんね。ここは後ろで待ちます。するとおや、後方からも路線バス。とか思ってると前方のバスが発車しましたんでこちらも加速します。

するとどうでしょう、後方の路線バスがあたくしを右から抜こうとして、車両の頭をあたくしと前方のバスの間に入れてきたんですね。

バスの後方は死角になってるとの話もありましたんで、このままでは後輪に巻き込まれかねません。仕方なく左の歩道に乗り上げます。するとそこにはラケットを担いだテニス帰りぽいオッさん(年齢は推定60弱か)が歩いておいででした。そのおっさん、正義は我にあり、とばかりに「自転車は車道走れよ!」

あのなあ…と、ここで止まって事情説明してもいいんでしょうけど、このおっさん、きっと普段から何らかの抑圧が強くて、法規範を盾にできるよーな場合に限って、ここぞとばかりに偉そうな発言しちゃうタイプなんだろな、と瞬時に察してスルーしましたけど、

やれやれ、通常は車道を走ってんですから、咄嗟のリスク回避するに一時的に歩道使わせてくれたってバチあたんねえと思うんですけどね。

やっぱ走るなら気ままに走れる田舎道や早朝にして、車両も人も溢れる時間帯は街を走らないのが得策ですかね。いやんなるなあ。

上海のロードバイク事情を勝手に考えてみる

さてここんところ一ヶ月置きに上海に出張する機会がありまして、ぼんやりと(でもガンガン揺れるし隙間風も入りまくるし運転手は窓の外に頻繁に痰を吐く)タクシーに揺られながら、上海のロードバイク事情を少々観察しよう…としばらく外を見るのですが、見かけない。ハイウェイにいないのは当たり前としても、中心部でもロードバイクを見かけない。いわゆる実用車か、よくてクロスバイク

よく知られたように、上海はどでかい川の水運で栄えたとこなので、はじからはじまでほとんど平地だし、広い舗装道もちゃんと行き届いてる、が、上海にお住まいの皆様の交通リテラシは決して高くなく、車も人もバイク(スクーター)もぶつからなきゃいいやと交通信号は無視するし、スクーターは歩道を走るし人は車道を歩く。そんなんじゃロードバイクはキツいよなあ…と思ってたらとうとう一台見つけました。ちゃんとメッセンジャー風のウェアでGIANT乗った青年が一人いましたよ。中心部(浦西の銀座みたいなとこ)のビルからバイクを運びだして乗るところを見ましたよ…でも無事十分な速度で走れるのかはいささか不安。

 

あ、もしかしたら海外輸入品にすげえ関税かかるとか盗難が多すぎてたまんない、とかの理由で、ロードバイクは日常の足にはできないちょう嗜好品なのかもしんないな。そしていまいちちゃんと訪れたことのない浦東のほうが、道も広くてロードバイク向きなのかもしれない。(要検証)