65.73kmでわかったこと

先月、10年以上ぶりにはなるかという大学時代の友人と呑む機会があり、その場で「そういやロードバイクやってるだろ」と見ぬかれた(というかググられてた)ことから、あれよあれよと6/15に三浦半島を巡ることとなった。数日前から不安と期待でよくわからない緊張感に襲われる。なにしろこの友人、昔から趣味性は近いのだけど基礎体力が300%くらい違う。

指定通り湘南新宿ライン輪行して08:30に横須賀集合。ファミレスで世間話をしつつ、横須賀から東の海岸を浦賀野比→三崎と三浦海岸を回って城ヶ島に立ち寄り、今度は西の海岸を葉山→逗子→と巡って最後に茅ヶ崎から帰る78kmコースを目指して出発。オラのこれまでの1日の最長距離はせいぜい55kmなので未知の領域である。

で、海岸線で潮の香りに包まれつつ快適なライド…とはいかず、あっという間に息も絶え絶えになりつつ、頻繁に立ち寄ったコンビニで各種ヒルクライムレースやエンデューロレースを経験したその友人よりいろいろと教わりまして、

  • 普段からギア重すぎ。フロントはローギアでケイデンス上げたほうが長距離は持つ(これ、普段10kmほどしか乗らないもんだから、10kmで疲れ果てるように走ってるせいだな)
  • 発汗するから塩タブレット持つべし。アミノ酸も摂るべし。スポーツ羊羹も持とう(摂ると摂らないとでは確かに大違い)
  • トークリップが便利なのはわかるけどSPDでもビンディングにしたほうがいいぞ
  • レーパンでなくてもフィットするパッド入りインナーを装着すべし(この日はパッド入りのショートパンツを履いてたがこのパッドがズレていろいろ困ってた)
  • コンビニでスポドリと水買って半分に割ってボトルに入れておくといい(そのままだと濃いらしい)
  • ボトルゲージにペットボトルは暴れる(実際この日だけで2回落とした)
  • Garminは同時に8種の情報表示とかできるので、斜度やケイデンスは見れるようにしておいたほうがいい。せっかくだから心拍も
  • ヒルクライムは平均10%斜度、今回のコースの最もキツいとこで12%。斜度とは1kmで100m登ったら10%という換算
  • 本番前は2週間ほど走りこむと、「あ、わかった」と乗り方がわかる瞬間がある
  • 城ヶ島のNKMR屋は呼び込みがしつこくない
  • 逗子のあたりのコロッケ屋が美味い(ひとつ75円とかだった)
  • パンダーニ輪行袋は脱着ラクだぞ(後輪はずさないからデカいしなんかズルいけど)

などを学習することに。SPDかー、クラシック気味にまとめてきたバイクだから合うのかな…などと外見を気にしつつ走るも、最終的に葉山あたりで人生初体験の右膝の痛みで鎌倉以降は続行不能になり、茅ヶ崎行きは断念して鎌倉から輪行することに。ここまで65.73km。

んー、ほんとは江ノ電沿いを走りながらメレンゲの曲を脳内再生させてピンポンのEDの風景を満喫してゴール! と思っていたのだがなあ。曲げ伸ばしするだけで膝がピキピキ痛いのよ。そして予想以上に出番のなかったリュックの中の一眼がまた重かったんだよ。

で、この膝痛も「サドルの角度とポジションが悪いせいじゃないか」という推察をいただいたので、翌日、早速シートポストをいじろうと久しぶりにシートピンを緩めてみる。おや、このシートピン、片側のボルトは中央の留め具にどこまでも入るのに、もう片側は2周しかできないぞ… あら、フレーム側に片側が食い込んでちょっと凹んでるじゃないかもう、などと不具合に気づき、2周しかできなかった側のボルトを締め付けてみると…パキン(あ、ネジ山飛んだなこれ)という音がしてボルトがお亡くなりに。「デフォでついてくるシートピンはイタリア産らしく壊れる」という悪評通りとなりました。

シートピンが補充されるまでおあずけ。どうやら大阪のお店から通販で買えそうだぞ。

あ、膝の痛みはモーラステープ貼って1日経ったら80%消えました。弱ペダで巻島先輩の言ってた「最高点でスライドさせるように力入れるっショ」を試してみた結果の疲労だった模様。ふう。