サイクルスポーツ観戦の秋

朝晩の気温も湿度も下がり、熱中症の心配も減る秋到来でございます。

そろそろ自転車に乗りたくもなりますよね…というか週末連続で雨続きじゃないか! それに10月は見るものもいっぱいあって乗ってる暇がないじゃないか! ということで、観戦記ふたつ。ジャパンカップサイクルロードレース(宇都宮)とツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

 

宇都宮はこれで4回目なんですけど、1〜3回目は古賀志林道の頂上付近に朝06:30くらいから陣取るというなかなかの体力と根性を必要とするプランだったので、今年はじっくり平地で見てみるプランにしようかと。そうなると古賀志に踏み込むこともなく(禁止されてるし)、乗れてない自転車に乗るチャンスでもあるので、自転車を輪行して宇都宮の町からレース会場往復でもしてみようか、となりました。今回より、容量はいわゆる「両輪外し横置きタイプ」と同じなのに、結束手順が簡略化できるサイクルベースあさひのポチットを利用します。(これ、もうちょっとだけ強度が欲しい気もするけど)

 

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で、天気予報を気にしつつ新宿まで自走するわけですが、宇都宮が曇り予報なのに対して出発地はしっとりと雨です。困ります。でも乗るしかないです。案の定、顔面びっしょりになりながら新宿駅前着。輪行準備をするものの、濡れたタイヤは摩擦が増えてて輪行袋に収まりにくい! いざ着いてみると宇都宮は昨日とAMは降ったようですがすっかり止んだようで助かりましたけどね。

その日のクリテが終わって明けた日曜、宇都宮駅前の宿からロード会場の運動公園までの片道13kmほどを、アホほどロードバイクでひしめく中、走ってみます。行きの行程は会場に近づくにつれ段々と濃くなる自転車の密度に怯えつつ、ラストにちょっとだけある登りに(マジか!)と叫びながら最もローに入れたギアでひーこら登るその脇を、Skyの選手が手放しで駆け抜けていく様にある意味感動してるうちに到着。数千台のロード、クロス、ミニベロ、宇都宮市のレンタサイクルがわっさーーと駐められている様は壮観。

そして帰路。宇都宮駅まで乗って解体~輪行というだけなんですが、これがキツかった。なにしろ会場から平地までの路上に、シャトルバス、歩行者、自走者、そして選手がひしめいてしまうので、下り坂を低速で移動するために連続ブレーキングが強いられます。これで握力が死にます。さらに平地に入ってからは、一斉に同方向に帰る自走連中が、一糸乱れぬ一列で宇都宮市街に向かうのですが、これがなかなかのプレッシャー。速度的にではなく、前方との間を空けたりするとどこからともなく檄が飛んだりするそうでした(同行者によると)。気ままに帰れないんだなあ。

 

あ、レースの完走はクリテリウムもロードも一緒で、「カンチェが引くトレックトレインを間近で見られただけでもう満腹」でした。

 

もう一つさいたまクリテリウムですけど…これ、与野本町まで行くのを当日まで迷ったんですよ。てのは去年行った際、いろいろ飲食(KOEDOの生とか)を巡ってるうちに適度な観戦ポジションはなくなってて、結局レース中に沿道を彷徨った後に、JSportsを放映してるモニタ前に座るハメになったんです。だったら与野まで行かずともJSportsを家で見ればいいじゃないかと。

とはいえ中継を見るからには行った気分も出したいんで、近所の酒屋で純米酒、魚屋で刺し身などを揃えて放映に備えたのですが、おおこれは美味いとクイクイやっていると…案の定寝落ちました。放映終了後、起きた瞬間に「勝ったのはデゲンコで2位に日本人が絡んだんじゃないか」と予想したらその通りで「さすがはUCIポイントの関係ないツールドフランスさいたまクリテリウム(多くは語るまい)」、と納得した次第です。

 

さて、寒くなりきる前にどこかに気ままに乗りたいですね。